
結婚相談所に入ってもうすぐ1年。お見合いは数えるほどで、真剣交際まで進んだ人はまだいません。
入会のときに見た「成婚率」の数字は何だったんだろう・・私だけ取り残されている気がして、続けるべきか分からなくなってきました。
こんなお悩みではありませんか?
最近も、結婚相談所で1年活動しても成婚できなかったアラフォー女性の投稿がネットで話題になり、「わかる」という声がたくさん集まりました。
決して安くないお金と、仕事のあとの時間を使ってきたのに結果が出ない。焦ったり、自分を責めたくなったりするのは当然です。
でも安心してください。結婚相談所の「成婚率」は、入会した人が結婚できる確率ではありません。
そして、結婚相談所の大手IBJが公表しているデータを見ると、成婚した女性としなかった女性の差は、年齢よりも「申し込み」と「お見合い」の数にはっきり出ています。
今回は、IBJの「成婚白書」など公表データをもとに、成婚率の本当の意味と、1年たっても成婚できないときに見直したい5つのことをまとめました。
- IBJの成婚率は「成婚して退会した人 ÷ 退会した人全体」。2024年の女性は35〜39歳で30.3%、40〜44歳で22.5%
- 成婚せずに退会した女性の中央値は、在籍411日・お見合い4回・交際1人。1年で結果が出ない人は少なくない
- 成婚した女性は、自分からのお見合い申し込みが成婚しなかった女性の約2倍(2025年:26件と13件)
- 見直すのは「申し込みの数」「プロフィール」「相手の年齢の幅」「交際の期限」「相談所との相性」の5つ
結婚相談所の「成婚率」は、何を数えた数字?
まずは「成婚率」という言葉の中身を確認しましょう。ここを知らないまま数字を見ると、「みんな結婚できているのに私だけ」と感じやすくなります。
①「成婚」は結婚ではなく、婚約して退会すること
IBJは、結婚相談所の「成婚」を、交際を経てお互いに結婚の意思を固めた「婚約」の状態と説明しています。
つまり成婚率は「入籍した人の割合」ではありません。また、IBJの2025年のデータには、相談所の外で知り合った人と婚約して退会したケース(外成婚)も含まれています。
②分母は「退会した人」。活動中の人は入っていない
IBJの成婚白書では、成婚率を次の式で計算しています。
成婚率 = 成婚して退会した人 ÷(成婚して退会した人 + 成婚せずに退会した人)
2025年の女性でいうと、成婚退会が9,543人、成婚せずに退会したのが24,382人。ここから計算すると約28.1%です(編集部で計算)。
言いかえると、相談所をやめた女性のうち、婚約して卒業できたのはおよそ3〜4人に1人ということ。いま活動中の人は、この計算に入っていません。
相談所が広告に出している成婚率は、計算のしかたが書かれていないこともあります。数字を比べるときは、「何を何で割った数字か」を必ず確認しましょう。
③年齢別の成婚率は、35歳から下がりはじめる
同じ計算のしかたで、年齢別の成婚率を見てみます。
| 年齢 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|
| 〜29歳 | 36.4% | 42.5% |
| 30〜34歳 | 35.8% | 49.0% |
| 35〜39歳 | 30.3% | 46.2% |
| 40〜44歳 | 22.5% | 39.0% |
| 45歳〜 | 15.7% | 23.6% |
女性は30代前半まで35%前後ですが、35〜39歳で30.3%、40〜44歳で22.5%に下がります。
アラフォーの成婚率が若い世代より低いのは事実です。ただ、40代前半でも退会した女性の4〜5人に1人は婚約して卒業しています。「アラフォーだから無理」というほどの差ではありません。

成婚率は「その年齢の人がどれくらい結婚できるか」ではなく、「やめた人のうち何割が婚約していたか」。年齢より大きく効いてくるのが、次に見る「動き方」の差です。
結婚相談所で成婚できない人に多いパターン|データで比べる
IBJの成婚白書には、成婚して退会した女性と、成婚せずに退会した女性の比較があります。数字はどちらも中央値(真ん中の人の値)です。
| 女性(中央値) | 成婚した人 | 成婚せずに退会した人 |
|---|---|---|
| 年齢 | 34歳 | 37歳 |
| 在籍日数 | 246日 | 411日 |
| 自分からの申込数 | 24件 | 10件 |
| 相手からの申込数 | 101件 | 60件 |
| お見合い数 | 10回 | 4回 |
| 交際した人数 | 4人 | 1人 |
成婚せずに退会した女性は、在籍411日(約1年1か月半)で、お見合い4回、交際1人。
「1年いたのに、お見合いは数えるほど」という状態は、決して珍しくないのです。そして成婚した人は、もっと短い期間で2倍以上のお見合いをしています。
①申し込みを「待つ」側になっている
女性は男性から申し込まれる数が多いぶん、待つ姿勢になりやすいとIBJも指摘しています。
2025年のデータでも、成婚した女性の自分からの申込数は26件、成婚しなかった女性は13件と約2倍の差。お見合い数も11回と5回で、約2.2倍の差がありました。
②お見合いが少ないまま、交際に進めない
年代別に見ると、40代以上の女性で差がとくに大きくなります。
| 女性(中央値) | お見合い数 | 交際数 | 交際に進んだ割合 |
|---|---|---|---|
| 30代・成婚した人 | 11回 | 4人 | 40.0% |
| 30代・退会した人 | 5回 | 2人 | 25.0% |
| 40代以上・成婚した人 | 11回 | 4人 | 40.0% |
| 40代以上・退会した人 | 3回 | 1人 | 8.0% |
注目したいのは、40代以上でも、成婚した女性のお見合い数・交際数は30代とまったく同じだということ。
年齢が上がると結婚できなくなるというより、「お見合いが3回程度で止まってしまう人」と「11回まで重ねる人」に分かれている、と読むことができます。
③交際が長引いて、決めきれない
2024年のデータでは、成婚した人の約9割が、交際(はじめてお見合いした日から成婚退会まで)200日以内に成婚退会しています。
2025年のデータでも、交際が120日を過ぎると成婚する人の割合が下がっていくとIBJは分析しています。「もう少し様子を見たい」が続くと、そのぶんご縁は遠ざかりやすくなります。
アラフォー女性が結婚相談所で知っておきたい「相手の年齢」の現実
「年齢のせいで申し込みが来ない」と感じている人へ。こちらもデータで確認してみましょう。
①40代女性も、月に約25件の申し込みを受けている
2025年に成婚した女性が男性から受けたお見合いの申し込みは、1か月あたり20代で48.5件、40代で24.8件でした。
20代の半分ほどですが、それでも月に約25件。アラフォーでも、申し込みがゼロになるわけではありません。
②成婚相手は「3歳くらい年上」が中心
実際に成婚した女性の相手の年齢(中央値)は、次のとおりです。
| 女性の年齢 | 相手の年齢 | 相手の年収 |
|---|---|---|
| 30〜34歳 | 34歳 | 650万円 |
| 35〜39歳 | 39歳 | 650万円 |
| 40〜44歳 | 45歳 | 650万円 |
35〜39歳の女性の相手は39歳、40〜44歳の女性の相手は45歳。どの年代でも相手は2〜3歳年上が中心です。
③男性会員の約半数は40歳以上
IBJが公表している男性会員の年齢構成(2026年4月時点)は、40代前半17.9%・40代後半12.0%・50代以上17.4%。合わせると男性会員の約47%が40歳以上です。
もし検索条件を「30代の男性」に絞っているなら、出会える相手の半分近くを最初から外していることになります。
年下の男性との結婚を考えている人は、年の差婚で女性が年上は4組に1組もあわせて読んでみてください。
結婚相談所で成婚できないときに見直す5つのこと
ここまでのデータをもとに、明日から変えられることを5つにまとめました。
①自分からの申し込みを「毎週◯件」と決める
成婚した女性の申込数は、成婚しなかった女性の約2倍でした。
「いい人がいたら申し込む」ではなく、「毎週日曜の夜に5件」のように曜日と件数を決めると、忙しい週でも止まりにくくなります。プランごとの申し込みの上限まで使えているかも、確認してみましょう。
②写真とプロフィールを「申し込む側の目」で見直す
2024年の成婚白書では、年収を公開している女性は、公開していない女性に比べて、お見合いの申し込みを受ける数やお見合い数が約2倍、自分からの申込数は約3倍でした。
年収の高さよりも、情報をオープンにしていることが安心感につながっているとIBJは分析しています。仕事や休日の過ごし方を具体的に書く、写真を1年前のままにしない、といった見直しから始めましょう。
③相手の年齢の幅を「同い年〜5歳上」まで広げる
アラフォー女性の成婚相手は、2〜3歳年上が中心でした。
年齢の条件を少し広げるだけで、申し込める相手の数は大きく変わります。年収や身長など、ほかの条件も「どうしても外せないもの」と「できれば」に分けておくと、迷いが減ります。
④交際は「120日」を目安に答えを出す
成婚した人の多くは、交際を始めて4か月前後で結婚を決めています。
交際が3か月を過ぎたら、カウンセラーと一緒に「この人と結婚したいか」を一度言葉にしてみましょう。迷いの理由が条件なのか、気持ちなのかが見えてきます。
⑤カウンセラー・相談所との相性を見直す
1年の活動をふり返る面談を、自分からお願いしてみましょう。申込数・お見合い数・交際に進んだ割合を数字で出してもらうと、どこで止まっているかが分かります。
それでも「サポートが合わない」「会える相手が少ない」と感じるなら、相談所を変えるのも一つの方法です。
1年活動した人のふり返りチェックリスト
- 自分からの申込数は、これまでで20件を超えている?
- お見合いは10回に届いている?
- お見合いから交際に進んだのは何人?(成婚した人は約4割)
- 写真とプロフィールを、この半年で書きかえた?
- 相手の年齢を「年下〜同い年」だけに絞っていない?
- 4か月以上、答えを出せずに続いている交際はない?
- カウンセラーと、活動の数字を一緒に見たことがある?
目安の数字は、上で紹介したIBJの成婚者の中央値をもとにしています。
結婚相談所を変えるなら確認したいこと
相談所を変える前に、次の4つを確認しておきましょう。
- 使える会員データベースの広さ:どの連盟の会員に申し込めるか。追加料金がかかるか
- 総額:初期費用・月会費・成婚料を合わせていくらか
- サポートの受け方:活動の数字を一緒にふり返ってもらえるか
- やめるときのルール:いまの相談所の解約料と、新しい相談所の返金・休会の制度
結婚相談所は、期間が2か月を超え、金額が5万円を超える契約なら特定商取引法の対象で、途中でやめるときの解約料には上限があります(消費者庁「特定商取引法ガイド」)。くわしくは結婚相談所の料金相場でまとめています。
naco-do(ナコード)は、オンラインで完結する結婚相談所です。
公式サイトでは、3つの連盟のデータベースを追加料金なしで使えるとしています。料金は初期費用66,000円・月会費16,800円・成婚料0円。「90日間お見合いが成立しなければ全額返金(適用条件あり)」の制度もあります(2026年10月5日確認)。
「申し込める相手が少ない」と感じている人は、会員データベースの広さで比べてみると選びやすくなります。
3連盟のデータベース・成婚料0円
ほかの低価格の相談所とも比べたい人は、東京でおすすめの低価格結婚相談所も参考にしてください。
結婚相談所の成婚率のよくある質問
成婚率が高い相談所を選べば、結婚できますか?
成婚率は計算のしかたで大きく変わるので、数字だけで選ぶのはおすすめしません。何を何で割った数字かを確認したうえで、会員データベースの広さやサポートの内容で比べましょう。
40歳を過ぎたら、結婚相談所はもう遅いですか?
IBJの2024年のデータでは、40〜44歳の女性の成婚率は22.5%。若い世代より低いものの、40代以上でも成婚した女性のお見合い数・交際数は30代と同じでした。年齢よりも、活動の量と進め方を見直す余地があります。
1年で成婚できなかったら、やめるべきですか?
まずは申込数・お見合い数・交際数をふり返ってみてください。数が少ないなら、やり方を変える余地があります。気持ちが疲れきっているなら、休会してから考えるのも一つの方法です。休むか続けるかの考え方は婚活に疲れた…やめてよかった?でまとめています。
まとめ:成婚率より「自分の数字」を見よう
結婚相談所の成婚率は、「やめた人のうち婚約して卒業した人の割合」。IBJの2024年のデータでは、35〜39歳の女性で30.3%、40〜44歳で22.5%でした。
成婚しなかった女性の中央値は、在籍411日・お見合い4回。1年たっても結果が出ないのは、あなただけではありません。
そして成婚した女性は、40代以上でも11回お見合いをして、4人と交際しています。
申し込みの数、プロフィール、相手の年齢の幅、交際の期限、相談所との相性。見直せるところは、まだたくさんあります。
オンライン完結の結婚相談所
出典
- 株式会社IBJ「成婚白書 2024年度版」(成婚率の定義、年齢層ごとの成婚率、成婚者・退会者の比較、成婚相手の年齢、年収公開と申込数、交際日数)
- IBJ結婚みらい研究所「『受け身女子』に終止符を!」(2025年の成婚退会者・退会者数、1か月あたりの申受数、申込数・お見合い数の比較)
- IBJ結婚みらい研究所「データが導く『結婚できる人』の平均像」(成婚=婚約の説明、2025年の成婚者19,112名のデータ)
- IBJ結婚みらい研究所「データが示す『決断のタイムリミット』」(交際120日の分析)
- IBJ「数字でIBJチェック!」(会員の年齢構成。2026年4月時点)
- 消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供」
- naco-do 公式サイト(料金・データベース・返金制度)
いずれも2026年10月5日確認


